皆さんこんにちは!
株式会社打田設備、更新担当の中西です。
シリーズ6「ダクトのメンテナンスと定期点検の重要性」に続く、シリーズ7は、**「ダクト清掃の具体的な方法と注意点」**をお届けします。ダクト内部の汚れを徹底的に除去し、換気・空調性能を回復させるための実践的な手順と、安全に作業を行うためのポイントを解説します♪
1. 清掃前の準備
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作業計画の策定
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清掃対象エリアのダクト経路図を用意
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清掃頻度・方法(ブラシ/エアブロー/洗浄剤)を決定
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安全対策
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防塵マスク、保護メガネ、手袋、長袖・長ズボンの着用
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作業エリアの電源・空調機器を停止し、作業標識を掲示
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2. ダクト清掃の主な手順
(1) 粗塵除去(乾式清掃)
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ロングブラシ/ワイヤーブラシ
ダクト内部をブラシで擦り、ホコリや大きな塊を掻き出す -
エアブロー(圧縮空気)
ブラシで落としきれない微細な粉塵を吹き飛ばし、地上に落とす -
集塵装置の使用
集塵機をダクト開口部に接続し、粉塵を吸引しながら作業
(2) 油汚れ・頑固汚れの洗浄(湿式清掃)
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中性またはアルカリ性洗浄剤
油汚れ用の専用洗剤を希釈し、スプレーまたは拭き取りで塗布 -
高圧ウォッシュ
小型高圧洗浄機でダクト内部を均一に洗浄 -
すすぎ・乾燥
清水で洗剤残留を完全に洗い流し、送風機や自然乾燥で内部を乾かす
3. 清掃後の仕上げ点検
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内視鏡チェック
ダクトカメラで内部を撮影し、汚れの取り残しを確認 -
風量・静圧測定
清掃前後で風量計を使い、性能回復を数値で検証 -
防錆・抗菌処理
必要に応じてダクト内面に防錆コーティングや抗菌剤を塗布
4. 安全・衛生上の注意点
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換気機器の完全停止
作業中に送風ファンが回らないよう、必ず電源をオフ -
高所作業の安全確保
足場や脚立の安定を確認し、転落防止用ベルトを着用 -
化学薬品の取り扱い
洗浄剤の使用説明書を遵守し、換気を十分に行う
5. 清掃頻度の目安
環境・用途 | 清掃頻度 |
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オフィスビル | 年1~2回 |
飲食店・厨房 | 3~6か月に1回 |
工場・工業施設 | 3か月に1回以上 |
病院・クリニック | 半年に1回以上 |
まとめ—定期清掃でダクト性能を長持ちさせよう!
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計画的に準備し、安全対策を徹底
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乾式→湿式の順で効率よく汚れを除去
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内視鏡・風量測定で仕上がりをチェック
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高所・化学薬品の作業は特に注意
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用途に応じた清掃頻度を守る
株式会社打田設備では、専門機器を用いたダクト清掃サービスを承っています。見積もり・現地調査は無料ですので、お気軽にご相談ください!次回のシリーズ8もお楽しみに!