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第8回ダクト工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社打田設備、更新担当の中西です。

シリーズ7「ダクト清掃の具体的な方法と注意点」に続く、シリーズ8は、**「ダクトトラブル事例と即効対策ガイド」**をお届けします。実際に現場で起きやすいトラブルをピックアップし、原因とその場でできる応急対応、根本解決のポイントを解説します♪


1. 風量が急激に低下したとき

事例:いつも通り運転していたのに、急に室内の風が弱くなった。
主な原因:ダクト内部のホコリ詰まり、フィルター目詰まり、ダクトの部分破損

即効対策

  1. フィルター清掃

    • まずは換気口やフィルターを外し、目詰まりを取り除く。

  2. 点検口からの目視確認

    • 点検口を開けて、内部の大きな塊をロングブラシで掻き出す。

根本解決

  • 定期清掃スケジュールの見直し(頻度アップ)

  • ダクト内に防塵ネットを追加設置


2. 異音・振動が発生したとき

事例:運転中にガタガタ、ゴーッという異音が発生。振動も強い。
主な原因:ダクトの接合部の緩み、ファン不均衡、支持金具の緩み

即効対策

  1. 接合部の増し締め

    • 緩んでいるフランジや吊り金具を手持ちの工具で締め直す。

  2. ファン点検

    • ファンカバーを開けて、羽根の汚れや偏りをチェック。

根本解決

  • エアリークテストで全接合部を検査・再シーリング

  • 振動吸収ゴムや防振吊り具への交換


3. カビ臭・悪臭がする

事例:室内にカビ臭や油臭が漂い、不快感がある。
主な原因:湿気によるカビ繁殖、飲食店ダクトの油汚れ蓄積

即効対策

  1. 消臭洗浄

    • 抗菌・消臭効果のある洗浄剤を噴霧し、ブラシでこすり落とす。

  2. 内部乾燥

    • 清掃後、強制送風でしっかり乾燥させる。

根本解決

  • 定期的な防カビコーティングの実施

  • ダクト内湿度管理の強化(ドライユニット設置)


4. 空気漏れで冷暖房効率が落ちる

事例:エアコンをかけても室温が上がらず、電気代だけが増える。
主な原因:ダクトのひび割れ、接合部シール不良

即効対策

  1. エアリーク箇所の目視・触診

    • 手をかざして風を感じる場所を特定。

  2. 簡易シール材で補修

    • 市販のダクト用シーラントで応急的に穴を埋める。

根本解決

  • 全ダクトのエアリークテスト実施

  • 破損部のパネル交換または全面再シール


まとめ—迅速対応で快適環境を守ろう!

  1. 風量低下→フィルター&内部詰まりをクリア

  2. 異音振動→接合部増し締め+ファン点検

  3. 悪臭→消臭洗浄+内部乾燥

  4. 空気漏れ→応急シーリング+テストで根本補修

株式会社打田設備ではダクトトラブル緊急対応から恒久対策まで一貫サポートぜひ相談ください
次回シリーズ9お楽しみ

 

お問い合わせはこちらから!

 

 

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